以下の記事にマクラーレンのランド・ノリス選手の今年のマシンに関する考えが記載されていました。
この記事によれば、ノリス選手は予選とレースでペースが異なるという、今年、使用しているマシンの長所と短所を指摘していました。
また、アップデートによりマシンのスピードは向上しており、結果は伴わなかったものの、ポジティブにとらえているとのことでした。
以下日本語訳
土曜と日曜が対照的なのは、マクラーレンだけではありません。例えば、メルセデスやアストンマーティンは、予選よりも実際のグランプリで輝く傾向がある。
しかし、マクラーレンの場合は逆のシナリオとなる。最新のケースはフランスGPで、ノリスはアップグレードしたマシンで予選5番手につけたものの、レースではフェルナンド・アロンソのアルピーヌとグリッド後列から挽回したカルロス・サインツの後塵を拝することになった。コンストラクターズ選手権4位の座をアルピーヌと直接争っているウォーキングを本拠地とするチームにとって、これはまさに不要な事態だった。ポールリカールではライバルに4ポイントを奪われ、さらにエステバン・オコンがダニエル・リカルドのすぐ前でフィニッシュしている。
『Motorsport.com』の取材に応じたノリスは、マクラーレンの長所と短所を詳しく説明し、次のように述べた。
「予選とレースでのペースの違いを示している。どんな理由であれ、われわれは予選でもう少しペースを発揮できるかもしれない。新しいタイヤと低燃費は僕らの問題や課題を隠してくれるし、高燃費と古いタイヤになった途端、それらの問題が露呈し、僕らのペースはかなり落ちてしまう。予選で良いラップタイムを刻むためのバランスは、間違いなく失われている。予選でいいラップタイムを出すためのバランスだ。だからレースでは、フロントエンドのエイペックス(コーナーの内側の頂点)の通過などでもっと苦労することになるんだ。金曜日の時点でパッケージを理解するために、いくつかの改良を行った。ただ、一般的なパッケージとして、日曜日になると少しパフォーマンスが落ちるようだ。」
ノリスには、予選のペースが決勝のペースと同じように重要であることがある、特にオーバーテイクが困難な会場ではそうであるとの指摘があった。
「でも、多くのサーキットでは、やはり良いレースカーが必要なんだ」と彼は付け加えた。
「良いパッケージが必要だ。予選でもいいし、レースでもいい。僕はジョージ(ラッセル)の前にいたけれど、彼は表彰台に上った。だから、シーズンを通して、予選のマシンよりもレースのマシンがいいんだろうね。今の僕らにはそれがないんだ。でも、今はまだ、僕らが持っているものではないんだ。でも、その多くはポジティブなものだったと思う。もしアップデートがなかったら、今日はもっと遅かっただろうし、(土曜日の)順位ももっと悪かったと思うから、たくさんのポジティブなことがあって前進できたと思う。アルピーヌは、今シーズンずっと僕らよりずっと速かった。彼らはシーズンを通して、より多くのミスを犯してきた。そして僕たちは、前に出るために多くのことをやってのけた。だから今、彼らの後ろにいることはより現実的で、僕らがこのマシンでいるべき場所なんだ。」
今後、どのようなマシンのアップデートを見せるのか、楽しみですね。
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